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肩の痛みについて~インピンジメントを理解するための解剖学(肩甲骨編)~

どうも、変態エセトレーニー&ウン〇系ブロガーのTOKAMIXです。

 

前回の記事では、肩に痛みを出してしまう「インピンジメント」という現象について触れていきました。

 

なので、今回も「肩のインピンジメント」について記事をまとめていきたいと思います。

 

「肩のインピンジメント」を具体的に説明すると、「肩甲骨」と「上腕骨」で構成される関節のある部分で「筋肉」や「腱」が挟み込まれ、それらがダメージを負うという現象を指すのですが、この現象を肩の解剖学に関する知識なしに説明するのは難しいので、今回は肩の解剖学について触れていきたいと思います。

 

ではまず、「肩甲骨」をジロジロと見て行きましょう。

 

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背中側から体の骨格を見ると、肋骨の上から左右対称に付いている三角形の骨が見られます。

 

これが「肩甲骨」です。

 

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形はお皿のようにペラッペラで、側面には何やら受け皿のような構造物が見られます。

 

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もっとよく見ると、その受け皿の構造物の真上に二つの「突起」が見られます。

 

その二つの「突起」の内、背中側にあるのが「肩峰(けんぽう)」、腹側にあるのが「烏口突起(うこうとっき)」と呼ばれるものになります。

 

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「肩峰」と「烏口突起」の間には、それらの架け橋になるような形で「靭帯」が見られます。

 

この「靭帯」が「烏口肩峰靭帯(うこうけんぽうじんたい)」と呼ばれるものとなります。(「肩峰」と「烏口突起」の間にある「靭帯」ということで名前は「烏口肩峰靭帯」となります。まんまですね。)

 

そして、「肩峰」「烏口肩峰靭帯」「烏口突起」の3つで構成される「アーチ」のことを「烏口肩峰アーチ」と呼びます。

 

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この「烏口肩峰アーチ」の真下に「腕の骨」つまり「上腕骨」があり、「上腕骨」から見れば「烏口肩峰アーチ」は「屋根」のように存在する構造物となる訳なんですね~。

 

そして、この「烏口肩峰アーチ」という「屋根」と「上腕骨」との間に「筋」や「腱」が挟み込まれる現象が「肩のインピンジメント」となるのです。

 

「肩のインピンジメント」発生のメカニズムは次回の記事でまとめていきます。