酸素なしで「ATP:アデノシン三リン酸」を作る「解糖系」とは?
エセトレーニーのTOKAMIXです。
前回の記事では、
①「ミトコンドリア」が「酸素」を利用することで「ATP:アデノシン三リン酸」を
たくさん作れること
②「酸素」不足である無酸素運動中は「ミトコンドリア」以外のところで「ATP」を
作ること
をまとめていきました。
「酸素」を利用できない状況下では、細胞の「細胞質基質」というところで「糖質」を分解して「ATP」を作り出します。
ここでいう「糖質」とは「血液中の糖質」=「ブドウ糖」=「グルコース」のことです。
血液中にある「グルコース」は「インスリン」というホルモンの作用で細胞に運ばれます。
すると、細胞内の「細胞質基質」というところに到着して、「グルコース」は分解されていきます。
「グルコース」は何段階にも分けて分解を繰り返し、最終的には「ピルビン酸」という物質に変化しますが、その過程で発生したエネルギーから「ATP」が作り出されるのです。(数としては非常に少ないものです)
この「糖質」が分解される代謝の過程を「解糖系」と呼びます。
そして、「ピルビン酸」は「酸素」があれば「ミトコンドリア」の中に入って「ATP」の生成に利用されますが、「酸素」不足が続けば「ピルビン酸」は「乳酸」に変わってしまいます。
「スクワットしたら脚が乳酸でビッチョビチョ~!!超疲れる~!!」
なんていう女子のセリフ、聞いたことありますよね?
そう、その「乳酸」です。
「乳酸」は「酸素」を必要としない「解糖系」のエネルギー代謝で生まれる産物というわけです。
まだ続くかも・・・、です。