乳酸とATP(アデノシン三リン酸)について
エセトレーニーのTOKAMIXです。
前回の記事では妙なイラストをアップしてしまいましたが、前々回の筋トレにおける「物理的刺激」と「化学的刺激」にテーマを戻します。
「低負荷高回数」で持続的に筋肉を収縮させるようなトレーニングを行うと、周囲の血管が筋肉に圧迫されて血流は制限されてしまいます。
そうすると、筋肉は酸欠状態に陥ると同時に、筋肉が収縮するエネルギーを生み出す過程で生じる代謝産物が血流に洗い流されなくなり、停滞します。
この代謝産物の一部には「乳酸」というものが挙げられ、筋肉に「化学的刺激」を与える要因となります。
筋肉が収縮する際に使われるエネルギーは、「糖質」や「脂質」などの栄養素を分解して作り出されます。
そして、そのエネルギーは「ADP:アデノシン二リン酸」という空箱に詰められ、「リン酸」という蓋を閉めた状態で貯蔵されます。
この、エネルギーを「ADP:アデノシン二リン酸」と「リン酸」で箱詰めにしたものを「ATP:アデノシン三リン酸」と呼びます。
「乳酸」とは、どうやらその「ATP:アデノシン三リン酸」を作り出す過程で出来てしまうもののようですが、それは次回の記事で説明します。