「mTOR」を活性化させる「ホスファチジン酸」とは?
エセトレーニーのTOKAMIXです。
前回の記事では、筋肉を収縮させた時に筋肉自身から分泌される「インスリン様成長因子」(IGF-1)が、「mTOR:エムトール」(哺乳類ラパマイシン標的タンパク質)を活性化させることで筋肥大に一躍買っているということをまとめました。
これまで、「mTOR」を活性化させるものとして「カルシウムイオン」と「インスリン様成長因子」という物質を挙げましたが、もう一つ挙げられるものに「ホスファチジン酸」という物質があります。
細胞膜を構成する主成分には「レシチン」というものがあり、この「レシチン」は「ホスファチジルコリン」「ホスファチジルエタノールアミン」「ホスファチジルイノシトール」などの成分から構成されています。
そして、「ホスファチジン酸」はその「レシチン」の構成成分の一つであり、トレーニングで筋肉に刺激を与えることにより多く産生されるようです。