タンパク質の旅 ~分解されるタンパク質~
前回の記事では、摂取したタンパク質が体内のどこを通過して分解・吸収・貯蔵されるかを、ものすごく大まかに説明しました。
今回も、摂取したタンパク質が体内をどのように巡るかを説明したいのですが、その前に触れておかなければならないことがあります。
それは、「タンパク質を分解していったらどんなものになるか?」ということです。
上の図は「アミノ酸が複数集まって結合したものがタンパク質になる」ということを説明したものになります。
アミノ酸が複数結合したものを「ペプチド」と呼び、
2個結合したものが「ジペプチド」
3個結合したものが「トリペプチド」
4個結合したものが「テトラペプチド」
10個結合したものが「オリゴペプチド」
10個以上結合したものが「ポリペプチド」
とアミノ酸の結合数によって呼び名が変わります。
そして、50~100個以上結合したものが「タンパク質」と呼ばれています。
そう、ここまで説明すれば何となくわかると思うのですが、摂取したタンパク質は「胃」や「十二指腸」に到達するにつれて「ポリペプチド」や「オリゴペプチド」の状態にまで分解され、最終的には「単体のアミノ酸」になるということなんですね。
次回も同テーマについてもう少し突っ込んでいきます。